燕三

燕三
燕三

室町時代に始まる新潟県央の歴史をつなぐ。

早くから鍛冶が行われ、日本一のハウスウェア生産地へと成長した新潟県燕市。
そこから道具作りの原点に立ち、先人への感謝と、地域の誇りで生み出されたのが『燕三』。

完成までの各工程が分業によって行われている、日本を代表する金属工業の集積地。古くからの農村地帯でもある牧歌的な田園風景の中、家族を中心とした街工場が点在している。
均一な厚さに仕上げられた丸いステンレス板。一枚ずつ型にはめ成形する作業は〝絞り〟と言われ、立体的にする最初の工程である。
その後は1個ずつ職人の慣れた手で磨きがかけられ、ステンレス独特の輝きに生まれ変わる。表面のざらつきを取り、丁寧に磨き上げられる数は、1日500~600個。根気のいる作業が続く。
ハンドルを付けたり、高い技術を要するケトル注ぎ口の溶接など、必要部品がつけられていく。
それぞれの工程に作り手の真剣なまなざしが注がれひとつの製品に仕上がっていく。

Made in JAPANにこだわるモノづくりが多くの方に受け入れられる確信を手に入れた。私たちは間違いなく本物を作っている。

県央の歴史

和釘 燕市産業資料館提供

和釘
(燕市産業資料館提供)

家内生産から一大工業地へ発展を続けた鍛冶の町

昔、燕市では水害に悩まされ続けた農村地帯でした。江戸時代初期に、水害に苦しむ農民は副業として和釘を作り始めます。鍛冶の草創期は、和釘本場として発展。元禄年間に間瀬銅山が開かれると、燕に精錬所が作られ銅器の製造がはじまりました。鎚起という伝統技法は今に伝えられています。一方、城下町として栄えた三条市では、室町時代に活躍した大崎鋳物師が作った鉄鍋が無傷で発掘されています。平安時代の遺跡からも鉄器や製鉄の跡が出土していることから、早くから鍛冶が行われていたようです。

県央の発展

昭和初期の洋食器 燕市産業資料館提供

昭和初期の洋食器
(燕市産業資料館提供)

良い道具づくりは人ありき。甦る、職人の技と心意気

この地で脈々と受け継がれてきた鍛冶の歴史は、いつしか日本一のハウスウェア生産地へ。特に原材料の鉄や銅、加熱に必要な炭に至るまで、他所から持ってこなければならなかった燕市においては、止まることなく技術の研鑽を積んできたことを意味します。現在、海外の安価な製品が主流の中、あえてMade in JAPANにこだわります。道具作りの原点に立ちたい、本物を使っていただきたいと願い、先人への感謝の気持ち、そして地域の誇りを持って『燕三』をお届けします。

商品ラインナップ

鉄製品

炒めもの・焼きものに『鉄』が適しているのは、油なじみが良く、はじかないから。そして高温に強く、勢いよく炒める、高火力で焼くといったハードな調理に耐えられるからです。『燕三』のフライパンは1.6mmの鉄材を使用し、食材がこぼれにくいよう少し深めに設計。お手入れをしっかりすれば末長く使え、手放せない一本になっていきます。

銅製品

受け継がれる銅の魅力。銅は熱伝導率がよく、鍋やフライパンの材質として最適な素材です。火の通りにムラが出ず、具材の芯まで柔らかく煮えて、料理はまろやかな味わいに仕上がります。

ステンレス製品

あたたかな表面加工に加え、安定感があるデザインで見ていて安心できる佇まい。人数やメニューに合わせてセレクトできる雪平・片手・両手鍋は、少し厚めに作りました。丈夫だから出番が多いほど良さを実感できます。

三層鋼製品

鉄をステンレスで挟みこんだ三層鋼素材。熱の廻りが早く、冷めにくいのが特徴。全面に熱を入れて熱ムラがないため、茹でもの・煮ものも納得の仕上がり。二段蒸し器の下段は浅型鍋としても使えます。大きめの魚をまるごと調理できます。