製品豆知識

IHの揚げ物モードと鍋について

IHクッキングヒーターの揚げ物モードとお鍋について

「この鍋ではIHクッキングヒーターの揚げ物モード(*)が使えないってなにごとだ!」このようなお叱りと苦言を良く頂戴します。「久しぶりにおいしい揚げ物を作ろうと思って、購入したのに揚げ物モードが使えないって困ったわ、どうしましょう」とのお話を聞くと、胸が詰まる思いです。

お問い合わせいただいた皆様のお気持ちを害するのを承知で言い訳させてください。お願いします!
なぜそうなるのかというと、IHクッキングヒーターの揚げ物モードは各機器メーカー様が指定する専用鍋(あっせん鍋)を基準に設定されているためです。今回はIHクッキングヒーターの揚げ物モードと鍋について詳しくご説明いたします。

※IHクッキングヒーターの機種によっては、「揚げ物メニュー」や「天ぷらモード」といった名称の場合もございます。

1

なぜ揚げ物モードが使えないの?

多くのIHクッキングヒーターは揚げ物モードを使用して調理する事で、「油温度調節機能」が働いて調理中の油の温度を調節する事ができます。この「油温度調節機能」ですが油温の上昇時間や温度を、指定の専用鍋を使っている前提で機械に記憶させています。その為指定の専用鍋以外の鍋を使うと動作エラーとなってしまう場合があるのです。

また揚げ物モード使用時はIHクッキングヒーターがガラストップや鍋底の温度を測定し、自動的に火力を調節して油の温度が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように制御しています。

その為各機器メーカー様指定の専用鍋ではなく、直径・板厚などが異なる鍋を使用した場合は、温度測定が上手く行かない為設定温度まで油温が達しない、または設定温度以上に油温が上がりすぎるなど機械の設定温度と実際の油温にズレが生じる場合があります

ふっ素樹脂加工製品

直径・板厚などが専用鍋と異なる鍋は
揚げ物モードが正常に作動しない場合があります。

揚げ物モードが使えない理由は…

揚げ物モードが使えないのは、機器メーカー様指定の専用鍋を使っていないからです。

2

揚げ物モードを使わなくてもちゃんとできるの?

最初に申し上げますと、揚げ物モードを使わなくても揚げ物を揚げるのには問題ありません
通常の加熱モードで、油の温度に注意して使用していただけば美味しい揚げ物が作れます。

各機器メーカー様の多くが「揚げ物モードを使わないと、油の温度をコントロールできないため、油が過熱される」と説明されていますが、油の温度については揚げ始める前の衣で確認できますので、こちらをぜひお試しください。また天ぷら鍋(揚げ鍋)用の別売の温度計も販売されていますので、そちらを活用するのも一つの手です。

衣による温度の目安 150℃以下:下まで沈んですぐには浮き上がらない

油のだいたいの温度は
揚げ始める前の衣で確認できます

そのほか、IHクッキングヒーターで揚げ物をする際のコツとして、食材を早めに裏返すことで焦げずに綺麗な揚げ色に仕上げる事ができます。これはなぜかと言うと、IHクッキングヒーターを使うと鍋は基本的に鍋底からしか加熱されない為、食材の下側に早く揚げ色が付いてしまうためです。

油に入れた食材をできるだけ触らない方がいいとされるガスコンロとは違い、IHクッキングヒーターでの調理時はなるべく早めに食材を裏返すことがおすすめです。

IHクッキングヒーターで揚げ物をする際は食材を早めに裏返すことが綺麗な揚げ色に仕上げるコツです

IHクッキングヒーターで揚げ物をする際は
食材を早めに裏返すことが綺麗な揚げ色に仕上げるコツです。

揚げ物モードが使えない鍋でも…
  • 通常の加熱モードを使えば揚げ物を問題なく作れます。
  • 油の温度の見方と、IHでの揚げ物のコツを掴むと美味しくできます。
3

折角の揚げ物モードなのに…

折角ついている機能なのにもったいないと思われるのは当然ですよね。しかしながら前述の理由で我々「調理道具屋」としては残念ですが、すべての機器の揚げ物モードに対応する天ぷら鍋としてはご紹介できるものがありません。

揚げ物モードでの使用は避けていただきたいですが、IHクッキングヒーターの性能を引き出し専用鍋に近い性能を目指して作られた天ぷら鍋があります。それが一般財団法人製品安全協会が定めた「クッキングヒーター用調理器具のSGマーク認証」が付いた鍋です。

IH機器メーカー様に問い合わせると専用鍋を勧められるのはもちろんですが、近似品としてこちらのSGマーク商品を勧められることも多いはずです。使用されている鉄板が分厚く重量もある程度あり、お値段も鍋の中では高い部類に入りますが、温度変化に底面が耐えられるように厳しく管理され、性能を裏付けるSGマークの表示がされて販売されています。

SGマーク認定商品がおすすめ
SGマークとは

セーフティグッス(Safety Goods)の頭文字をとったマーク。製品安全協会が定めた安全性能を持っているか販売前に検査を受け合格した証として表示できるもので、鍋だけでなく様々な物に活用されている。認定商品の製品欠陥により事故が発生した場合、製品安全協会が保障を行うという保険制度の側面もある。
CHはクッキングヒーター全般を指し、IHはインダクションヒーターを指す。SGマークの後にCHだけ、IHだけというモノもごくまれにあるので、注意が必要。

揚げ物は適切な温度管理を行い、食材が浸り浮く程度の適量の油をお使いいただければ、危険度も下がりおいしく調理が行えます。ただし高温の油を使う以上最悪の場合火災に直結する恐れがあるので、油温を200℃以上に上げない、調理中は絶対にそばを離れないことを心がけてください。

4

和平フレイズがおすすめする揚げ物用鍋のご紹介

揚げづつみ

保温性が良く、素材を入れても油の温度が下がりにくい鉄製の天ぷら鍋です。お弁当のおかず作りに最適なミニサイズと、容量たっぷりの深型・段付きタイプがございます。SGマーク認定商品です。(品番:AR-6289・AR-6290・AR-6291の3種類がSGマーク認定商品に該当)

揚げづつみ
揚げづつみ
揚げづつみ
揚げづつみ

和平フレイズをフォローして
最新情報をチェック!

人気の記事

フライパンの真ん中が盛り上がっている理由
IHの揚げ物モードと鍋について
フライパンを使ったワンパンパスタの作り方
ホーロー製品の焦げや汚れの落とし方
揚げ鍋の選び方
魚焼きグリル活用パンの使い方

この記事の内容に関心を持ちましたか?

ご意見ありがとうございました。

ご意見いただきましてありがとうございます。ぜひ下記のアンケートにもお答えください。
今後の記事作りの参考とさせて頂きます。

    ●あなたがキッチン用品・インテリアを買う際に重視するポイントは何ですか?(複数回答可)


    ●この記事をご家族や友人に勧める可能性はどのくらいありますか?



    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.