フライパンの捨て方
古くなってきたふっ素樹脂加工のフライパン、ちょっとこびりつくようなってきた。でもまだ使えるし…。と言った感じで、フライパンを捨てるタイミングは分かりづらいですよね。そこでフライパンの捨て時を判断する際のポイントをご紹介します。また併せて捨て方の例や、フライパンを長持ちさせる使い方についてもご紹介します。
目次
こんな状態になったら捨て時です
ふっ素樹脂加工のフライパンがこんな状態になったら捨て時、買い替えを検討したいタイミングです。
フライパン表面のふっ素樹脂加工がはがれた
フライパン表面のふっ素樹脂加工がはげて下地が見えてきたら捨て時です。
和平フレイズのフライパンに使用されているふっ素樹脂は、食品衛生法に適合しており人体に影響のない事が確認されています。万一フライパンからはがれたふっ素樹脂を飲み込んでしまっても、体には吸収されずに排出されますのでご安心下さい。
この様な感じでふっ素樹脂加工がはがれたら捨て時です
ふっ素樹脂加工は強く摩擦されたり、傷が付いたり、急に冷やされたりするとはがれやすくなります。ご使用の際は以下の点に気を付けて頂くとふっ素樹脂加工が長持ちします。
- フライパンの上で食材を刻んだりしない。
- 金属製のヘラやツールを使わない。
(金属ヘラ使用可の商品でも、木やシリコンのツールを使うとふっ素樹脂加工が長持ちします) - 洗う際は2分程度待って、フライパンがある程度冷めてから洗う。
フライパン表面のふっ素樹脂加工が変色し、こびり付くようになった
フライパン表面のふっ素樹脂加工が熱で変色し、食材がこびり付く様になってきたら捨て時です。
ふっ素樹脂加工の寿命を判断するひとつの目安として、焼きそばを作ってみるのがおすすめです。焼きそばを作った時にこびり付く様になってきたら、ふっ素樹脂加工の寿命が近づいている可能性が高いと言えます。
この様な感じでふっ素樹脂加工が変色し、こびりつくようになったら捨て時です
ふっ素樹脂加工は強火での調理や過度の空炊きを行うと劣化が進み、食材がこびり付きやすくなります。ご使用の際は以下の点に気を付けて頂くとふっ素樹脂加工が長持ちします。
- 調理前の予熱の際は過度の空炊きにならない様にする。
(調理前の予熱は中火で30秒から40秒程度までにして下さい) - 中火以下で調理する。
ハンドルが破損した
ハンドルのネジを閉めてもガタツキが起こるようになったら捨て時です。
ハンドルが破損したりゆるんだりガタツキが起こったフライパンは、ハンドルが脱落する危険がある為使用しないで下さい。
ハンドル部分が破損したら捨て時です
ハンドルの破損は内部に水が浸入したり、調理時の火力が強すぎたりすると起こります。ご使用の際は以下の点に気を付けて頂くと、ハンドル部分が長持ちします。
- お手入れの際は、洗い桶などで浸け置き洗いをしない。
- フライパンのお手入れに食洗機を使用しない。
- ハンドルに水抜き穴が付いているフライパンは、水抜き穴を下にして保管する。
- 調理の際はフライパンの底面から炎がはみ出さないように火力調整を行う。
(ハンドルに炎が当たらない様に調整して下さい)
本体が変形した
底などが凹凸に変形したり、歪みが出て置いた時にグラグラするようになったら捨て時です。
特にIHクッキングヒーターは出力が高くフライパンの変形を起こしやすい傾向があります。ご使用の際は必ず火力を「中」以下にして下さい。
フライパンの底が凹凸に変形したり、歪みが出たら捨て時です
本体の変形はフライパンを急激に加熱したり冷却したりすると起こります。ご使用の際は以下の点に気を付けて頂くと、変形が起こりにくくなります。
- 中火以下で調理する。
- 急激に加熱したり冷却したりしない。
- 落下させるなどの急激な衝撃を与えない。
フライパンの捨て方
フライパンの捨て方は自治体によって異なります。不燃ごみや金属ごみとして受け付ける自治体が多いようです。
参考として和平フレイズ本社がある新潟県燕市と、東京店がある東京都荒川区でのフライパンの捨て方をご紹介します。詳しいフライパンの捨て方は、お住まいの自治体にお問い合わせ下さい。
地域 | ごみの区分 | 詳細ページ |
---|---|---|
新潟県燕市 | 金属類 | 新潟県燕市ホームページ |
東京都荒川区 | 不燃ごみ ※柄を除いた部分が 概ね30㎝を超える物は粗大ごみ |
東京都荒川区ホームページ |
※2023年1月現在
フライパンを長持ちさせる使い方
ここまでフライパンの捨て時・捨て方を見てきました。ふっ素樹脂加工のフライパンは表面の加工が劣化したり、本体が変形したりすると残念ながら捨て時となってしまいます。そこでフライパン本体や、表面のふっ素樹脂加工を長持ちさせる事のできる使い方をご紹介します。
毎日のお料理で、フライパンをなるべく長く使えるような使い方を意識してみてはいかがでしょうか?
1.調理時の火力に気を付ける
調理の際は中火以下で調理しましょう。また、過度の空炊きをしないようにしましょう。
2.薄く油を引いて調理する
焼き物・炒め物料理をする際は薄く油を引いて調理すると、ふっ素樹脂加工が長持ちします。
3.木やシリコン製のツールを使う
フライパンの表面を傷付けにくいツールを使う事で、ふっ素樹脂加工が長持ちします。
4.料理を入れっぱなしにしない
料理の入れっぱなしはふっ素樹脂加工を傷めます。フライパンの中で料理を保存する際は一晩程度を目安にして、それ以上の長期間は保存しないようにして下さい。
5.急に冷やさない
お手入れの際は少し時間をおいてフライパンが冷めてから洗いましょう。冷めてから洗う事で急冷による本体の変形を防ぐ事ができ、ふっ素樹脂加工も長持ちします。
6.やさしく洗う
洗う際は柔らかいスポンジと中性洗剤を使いましょう。ふっ素樹脂加工を傷めるので、スポンジの硬い面は使用しないで下さい。
和平フレイズのおすすめフライパン
BRONANO(ブラナーノ)
内面に耐摩耗回数が多い「ダイヤモンドコート」を採用したフライパンです。ふっ素樹脂加工の耐久性が高く長持ちします。
enzo(エンゾウ)鉄フライパン
IHでもガス火でも使える鉄製のフライパンです。鉄製のフライパンは耐久性が非常に高く、ふっ素樹脂加工のフライパンよりさらに長持ちします。
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